最初で最後のラブレター









「すいません。
じゃた単刀直入にいうと
実はずっと前から赤崎さんのこと気になってて、それで…」



え、ちょっ、




ここでまさか



「友達から仲良くなりたいんですっ!!」














「え、えーっと、


へ?」




自分でも間抜けな声を出してるのは分かっている。






本当にまさかだったから。





意外で。


少しでも自惚れた自分が恥ずかしぃ。






「ダメですか?」





ちょっとまって、

初対面だけど、
見た目とのギャップありすぎて、
反応に困る!!!




だって、この子、


全然そんな雰囲気じゃない。
むしろ来るもの拒まずみたいな
ちょっとチャラそーな雰囲気だもん。



髪だってアッシュブラウンに
無造作に整えられてある
目もとも男らしい少しだけ切れ長の奥二重。




まさか、そんな人から


ダメですか?ってお姉さんギャップ萌します。









あ、やばい。


キャラが崩壊するとこだった。



「全然だめってことないけど、
ちょっとびっくりしただけで」




「じゃあいいんですね!」



「う、うん?」





「ありがとうございます!
明日からまた来ます!そんじゃ!」





なんとも嬉しそーな顔で帰って行った。








しかし、





「ふふ、可愛い後輩ができてよかったね」




「景子ちゃん!」



「見た目に似合わず可愛い反応するし
ていうか、物凄いイケメンじゃない?
私欲しくなっちゃうよ」

「こらもぉやめて
それに景子ちゃんには彼氏がちゃんといるでしょ
龍くんに告げ口するんだから」




そ〜いうと流石に焦ったのか


「じょ、冗談だもん!
冗談なんだから!景子は、龍一筋だもん」



あら、可愛い(笑)










そんなこんなで




今日から、
私の嵐の日々が始まります。




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