嗚咽




悔しい、


その感情は生まれない。


わたしでさえ彼女は虜にした。

彼女を羨んだ。


今でも彼女になれたら、


とそう思う。


君が彼女を選んだからからではない。


君が彼女を選ばずとも、
わたしは彼女になりたい。


わたしより多くの時間を生き、

君と堂々と並べる、

君と同じ所に立てる彼女。


わたしにはどうやってもできない。








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