† トータル †







「・・・それが何か?」

「あの天才ハッカーが、トータルのお仲間だとは。
あなたのお名前は?」



智也は綺麗で細い指5本で、美果を指さす。



「アミだよ」

「アミさん・・・。
あなたがリーダーですか?」

「リーダーは違うよ。
また別にいる」

「そうですか・・・。
でも、トータルの中心は、アミさんのようですね」



(トータルの中心が、私・・・?)


美果は、戸惑いを頑張って隠した。




「智也さん、お話はこれだけですか?」



美果が尋ねると、智也はふっと笑った。



「まさか。
僕は高校生探偵ですよ?
あなた方を逮捕しに来ました」

「私たちを逮捕?」

「ええ・・・こうして・・・・ネ」



智也が笑った途端、2人の腕に、黒い輪がかけられた。

後ろにはいつの間にか、警察らしきスーツ姿の男がいた。




「ワハハハハ!
トータルを捕まえたぞぉ!!」



嬉しそうにスーツ姿の男の後ろで笑うのは、

智也の父親・白鳥警部だ。








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