あの空に輝く太陽のように

昔の人

「おーい、塚本ー‼︎」

「先生?なんでここに?」

「あぁ、実家がこっちの方でね。
塚本も乗るか?」

「先生うち知らないでしょうし、大丈夫です。」

「ん?お前んちなら知ってるぞ?」

「……え⁈」

「お前さー俺のこと覚えてないべ?」

「はい、全く。」

「あーやっぱり?だと思ってた笑」

「私たちどこがで会ったことでもあるんですか?」

「本当に覚えてないんか…。

みづ!」

「……ひでちゃんっ⁈」

「おぉー思い出してくれたかー笑
俺は見た瞬間わかったんだけどなー?」

「じゃあもしかして……
真凛って、まりちゃんなの⁈」

すると、後部座席の窓が開いた。

「そーだよー‼︎私もお兄ちゃんに言われるまで思い出せなかったんだけどねー‼︎
久しぶりだねー!みづおねぇちゃん!」

真凛たちはうちの隣に住んでいた。

しかし、離婚してしまい、お母さんに連れて行かれた真凛たちは、別のところに引っ越してしまった。
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