丘の上の小さな木

家に帰るとポストに白い封筒が入っていた。

差出人は...

真矢並...

「小春...?」

夢だと思った。
夢とか、子供っぽいことじゃないとしても、現実ではないと思った。

『夢都へ
 いきなりごめんなさい。夢都の住所知ってたの忘れてた。高校生になったら丘の上の公園で会おうって約束したよね?
 もうすぐ夏休みだし、会わない?
 よかったらメアド教えてください。
           小春     』
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