暴走族に恋した私


―――――――・・・・・






「ここって…。」






暫くして着いた先は、裏庭。




どこか行くと思ったら、なんか街にでも行くと思った。




その時、仁が草の上に寝転んだ。






「眠るか、由奈?」




「ね、眠る?」






確かに草がふさふさして、気持ちよさそう。



あと天気もいいし、寝るには最適かもしれない。





「でも、屋上でも寝れるよ?」





「由奈疲れてんだろ?」





疲れてる?



確かにいろいろあって疲れてるけど、別に寝たいって思うほど…。




私が首を傾げた。




顔に出ててかな…?




それに疲れてるからって、裏庭にはいかなくていいよね?
< 89 / 295 >

この作品をシェア

pagetop