ー君は俺の光ー[1]
咄嗟の事で…奏多か晴可どっちか判んねー。
「晴可…綿瀬困ってるじゃねーの。離れろ。」
「えー、ヤダ。」
そう言い、ぷぅと頬を膨らませながら言う晴可。
「”ヤダ”じゃねーの。それに不機嫌な人いるから離れた方が得策。」
奏多の目線を辿ると、何故かブラックオーラ全開の麻央がこちらを見ながら紫煙を燻らせていた。
「いーじゃんか、奏多ー。ヒサヨシさ、男だけど抱き心地いいしー。そ・れ・に、麻央のものでもないっしょー?」