ー君は俺の光ー[1]
スーハー、スーハーと、深呼吸を繰り返し息を整える。
…よし、ちょい落ち着いたかな?
そーだ。もーすぐ学校終わる頃だから柏木に連絡しとかないと…。
ワンコールで出る柏木に、学校に迎えに来なくていいと説明する。
少し困ったような声を出す柏木に悪いと思いつつ、後でまた連絡すると言って通話を終わらせて家の中に戻った。
リビングに向かうと、皆それぞれしたい事やってたけどそこに麻央の姿はなかった。