ー君は俺の光ー[1]
綿瀬組の資金を生み出している事に変わりはないけれど、裏である組の事にはノータッチだった。
父さんが亡くなった後は、弟の孝海に任せている。
父さんが亡くなるまでは孝海は裏にいて”若頭”だったのに、だ。
最近は泉李に色々やらせているらしく、学校などお構いなしに呼び出されている。
たまに西にも行く事がある、と言っていた。
ねーちゃんが居る西に……。
ねーちゃんと離れ離れになったのは小学校に上がる前… 。