めざせ!!卒業!?〜凛と爽の素敵な高校生活〜
グラウンドを出て校門を出ようとした時前に見覚えのあるやつが歩いていた
わたしの今の怒りの元
そして隣には高木さん
まだ一緒だったわけ?
「どうする?」
将悟と2人で顔を見合わせた
「あいつ本当バカだよな」
いつもならわたしが追いかけてそれを将悟が止めるはずだったのに今日はいつもと逆
将悟が爽に向かって歩いて行った
でも将悟に先に気づいたのは爽じゃなくて高木さん
「あ、将悟くんも一緒に帰ろう!」
なんか悔しかった
わたしのいつもの場所を取られた気がした
爽の隣はわたしのもの!!
それだけじゃない将悟までそっち側に行っちゃいそうな気がした
「あ、高木?空気読んだ方いいぞ!!
別に高木が爽のこと好きになろうがどうでもいいんだよ!!
でも人のものとるのはだめだろ?
せめて爽と凛が別れてからにしろよ!」
「そんなの時間の問題でしょ?
それに水本さん言ってたよ?
私と矢澤くんが付き合おうが関係ないって」
ニヤリと笑う高木さん
なんでいっつもこんなめんどくさくなるのかな
「おまえじゃ話になんないから帰ってくんない?
爽が中途半端な優しさ出してめんどくさくなってるからはっきりしたらまた好きなように爽につきまとっていいから」
なんか将悟がすごく怖かった
そんな将悟を見て高木さんは悔しそうに帰って行った