めざせ!!卒業!?〜凛と爽の素敵な高校生活〜
ぽかーんとしている爽と将悟
私だってふざけて言ってるわけじゃない
「おまえ何言ってんだよ」
何ってそのままだよ
「なんでいっつもこうなんのよ!!
私もう無理!!
私だって好きでいっつも呼び出されてるわけじゃないの!!
いっつも喧嘩ふっかけられてさ、ちょっと言い返せばみんな泣くんだもん
それで私が怒られるんだよ?おかしくない?
爽のせいで今まで何枚反省文書かされたと思ってるの?
それに今日だってあの高木ってやつに絡まれなきゃもっとゆっくりできたのに!!
『私に矢澤くんをちょうだい』って言われたんだよ!
そんなの私に決められるわけないじゃん!!
もう私を困らせないで!!
今そんな余裕ないの!!」
自分で喋っててもよくわからなかった
いろんなもやもやといわゆる受験のストレスで全部ぶちまけた
「前も言っただろ?
俺と付き合ってるのはおまえだろ?」
そんなのわかってる
わかってるけど爽の彼女がこんなに辛いと思わなかった
「………じゃあなんで助けてくれないの?」