はじまりはあの時から。
「はなしてよ…」


「お前が振り払えよ。」



魁斗は明らか怒り口調。



そしてなぜか流れる涙。



嫌われないと、魁斗にも迷惑かかっちゃう。



もう魁斗と関わるのは最後になっちゃうな。


私は、溢れてる涙を隠しながら、魁斗を振り払った。


「じゃーね

あんたなんか大っ嫌いだから」


嫌いなんて嘘。好きだよ魁斗。
< 110 / 150 >

この作品をシェア

pagetop