はじまりはあの時から。
すると真夏は頭を優しく撫でてくれて

「真島くんがそんなにいやだったら、私ももうこんなこと言わないから。


早く食べよ」


「う、うん」


私はお弁当を広げて食べ始めた


魁斗のことがいやなわけじゃない。


けど、やっぱり人の目がきになって仕方がない。



魁斗はいつも会うたび会うたび、好きだから。

と言って、頭をポンポンとなでて、通り過ぎていく。




少し嬉しいなって思うことも増えてきた。



「それよりらら、テスト大丈夫なの?

今回の範囲なら、私は多分なんとか赤点まぬがれると思うんだけど、らら最近寝ること多いしやばいよね」




…真夏のゆうとおりです。



本当のところ大分やばい。



けど、家だと勉強する気にならなくて、どうしてもサボってしまう…
< 36 / 150 >

この作品をシェア

pagetop