はじまりはあの時から。
「う、うん…」


私はすぐに用意をすませて、魁斗と校門にむかった。



靴に履き替えて、高校からでる。



すると魁斗は口を開いた。



「らーらー」



「ん、なに?」



「手」



そう言って、魁斗は手を差し出してきた。


うーんとこれは…





手をつなごうってこと…?




私は魁斗の手のひらにそっと手のひらを重ねた。





ドキドキ…



魁斗の温もりが肌に伝わってきて、ドキドキがおさまらない。



いつからこんなに好きになっちゃったのかな…
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