中距離恋愛
最初に向かったのは〇〇牧場。
入場料が無料の施設で、乗馬が出来たり(ちゃんと引いてくれる)、うさぎなどの小動物とふれあえるコーナーがあったりする。
とりあえずは定番のソフトクリームを食べながら地図を広げてみる。
施設内には湖があり、ボートが乗れるようになっている。最初にボートに乗ることになった。

手漕ぎと足漕ぎがあり、私たちは足漕ぎのボートを選んだ。
時間は30分。
まずは湖の中央を目指した。ハンドルは剛が握ってくれる。

「昨日も今日も、いい天気で良かったな」
ボートを漕ぎながら剛が話しかけてくる。
「うん。でも夏休みだけあって、やっぱり人が多いね」
「そうだな」
「やっぱりここ、高原だからかな。思ったほど暑くなくて良かった。日焼けとかヤダもん」
「夏帆は肌が白いから、焼けると紅いのが目立つもんな」
「…うん」
そんな私の今日の服は、Tシャツの上に薄手のカーディガンを羽織って、キュロットに膝丈までのソックスとスニーカー、ハーフアップにした髪の上には、しっかり帽子を被っている。

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