中距離恋愛
いつも左紀にそうやって押し切られていたが、その日はちょっと機嫌が悪かったのもあり、ちょっと反撃してみた。
「じゃあ、左紀と藤田くん、お二人でどうぞ。
私、教室でお弁当食べるから。
今日は帰りも行きたいところがあるから、1人で帰るから」
そう言って、まだ広げてなかったお弁当を持って席を立ち、学食を出た。
後ろで左紀が
「…ちょ、…夏帆…」
と呼んでいたのは分かったが、それを無視して教室に戻った。
それが10月はじめのこと。
5月半ばから夏休みを挟んで、ずっと先程のようなやりとりが続いた。
藤田くんからハッキリ、
「付き合ってほしい」と言われたこともあったが、ちゃんとお断りした…はず。
でも「諦めない」と宣言されたんだった…。
「柳沼ちゃん。
柳沼夏帆さん。
好きです。付き合ってください」
人生で初めての告白をされたのは1学期の終業式。帰り、話があるから教室で待っていてほしいと藤田くんに言われて、その通りに待っていたら、突然告白された。
「じゃあ、左紀と藤田くん、お二人でどうぞ。
私、教室でお弁当食べるから。
今日は帰りも行きたいところがあるから、1人で帰るから」
そう言って、まだ広げてなかったお弁当を持って席を立ち、学食を出た。
後ろで左紀が
「…ちょ、…夏帆…」
と呼んでいたのは分かったが、それを無視して教室に戻った。
それが10月はじめのこと。
5月半ばから夏休みを挟んで、ずっと先程のようなやりとりが続いた。
藤田くんからハッキリ、
「付き合ってほしい」と言われたこともあったが、ちゃんとお断りした…はず。
でも「諦めない」と宣言されたんだった…。
「柳沼ちゃん。
柳沼夏帆さん。
好きです。付き合ってください」
人生で初めての告白をされたのは1学期の終業式。帰り、話があるから教室で待っていてほしいと藤田くんに言われて、その通りに待っていたら、突然告白された。