運命のイケナイ恋〜永遠に <完全実話>
終わりはあまりにも曖昧で、

だけど彼の気持ちはもう戻ってはこない、

現実から逃げたくて、

受け止められなくて、

たまにメールをする。



もう、どこか他人行儀な返信ですら嬉しかった



でも、『ゆう』から『ゆうちゃん』に変わった呼び名は


やっぱり終わりを物語っていた……




辛くて辛くて
なるべく彼のことは考えないようにした。


最後に会ってから1年たって別れが決定的になっても、そこからまた1年以上引きずった、


でも時間はやっぱり心を癒す。


少しずつ少しずつ

彼のいない毎日に慣れ、
いろんな人に助けられ、過ごしてきた。



たま~に、

近況報告のメールだけ。

それで耐えることができるようになった






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