永遠を君に
「俺もランのこと信じてる。」

あたしを抱きしめる力が強くなりカズは

「ラン。毎日俺の側にいろ、俺がランを守ってやるから。」

「うん。」

「もう、今日はクラスに戻りづらいだろ?家に送ってやるよ。」

「うん、ありがとう。」

あたしは涙を流しながらも精一杯に笑顔を見せた。

カズと会えてよかった、カズと会わなかったらあたし、好きという感情までもなくなっていたのかな。
カズが昔のあたしを取り戻してくれたんだね。いくらお礼を言っても足りないぐらい。今度はあたしはカズを守る番だから・・・。大好きだよ、カズ

「あんまり無茶するなよ。」

シーン・・・。

今のあたし達の間の雰囲気的に恋人同士で今まさに、キスでもするんじゃないかというぐらいの感覚に陥った。

キーンコーンカーンコーン・・・・・。

予鈴のなる音がした瞬間あたしとカズは唇を重ね合わせてキスをした。


あたし、何してるんだろ・・・カズと付き合ってもいないのにキスするなんて・・・。

唇を離したとき、カズの口から出た以外な言葉があたし達の間の空気を一瞬にして変えた。

「俺・・嬉しいよ。ありがとな。」

好き・・好きだよ・・・。この人との側にずっといたいよ。


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