永遠を君に
目から涙が溢れ出すのが自分にも把握が出来た。

なんで泣いてるんだろう・・・。嬉し涙かな?ユウと別れてから恋愛なんてお遊び。付き合ってて、「好きだよ。」そういわれても、嘘つき、どうせ偽りの言葉なんでしょ?そう思って、本気で好きにはならなかったよ。だけどね、カズならユウよりあたしのことを大切にしてくれるかもしれないって思ってる自分がいることに気づいてた。だけど、自分はユウしかいないって自分に嘘をつき続けていたよ。だけどあたしは、過去を引きずり続けない。過去を振り返りながらも未来に向かって歩んでいくって決めたよ。ユウ、ごめんね。ずっとユウを好きでいるっていったのに・・・。だけどユウ自身はもう過去の人なんだよね?絶対にカズと幸せになるから、ユウは空からあたしを見守ってね。

ふと空を見上げて、カズに聞こえないぐらいの小さい声でユウに「ユウのこと大好きだたったよ。ずっとあたしを守ってくれてありがとう」と、微笑んで見せた。

「このキスマークが愛の印・・・だな」

あたしの手に刻まれたキスマーク。何時か消えるキスマークだけと、消えるまでの間はあたし達の愛の印。新しく未来で刻まれるとしたらそれは「あたしはカズだけのもの」と、いう印。

「うん。」

その印を見て、少し顔を赤らめている自分が少し恥ずかしかった。

「ランの顔赤いな、可愛い。」

頬にキスをしてくれるカズ。そんなカズをあたしは、愛しい。と思った。

幸せってこういうことなんだね。今までのあたしはもういない。これからは新しい自分。

未来に向かって歩みだしている自分が少し誇らしく感じた。
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