秋山…押入れシリーズ~キャア~
首吊り自殺したこの父親………ずっと我が胸に抱き、あやしてきた秋山家の赤ん坊が忘れられない。
この赤ん坊を泣き止ますのは、俺だけだ、
俺しかいない………
と、この家族の引っ越し先について行ったではないか………。
秋山夫婦の引っ越した先、新しいアパートの一室で…………。
嫁が夕飯の支度をしている時だった。
先ほどから三男坊が激しく泣いていた。
…が煮物を作っていた途中…手が離せなかった。
「はいはい…ちょっと待っててね」
と暫くしたら…泣き声が止んだ。
眠ったのかしら?