僕が霊を信じた日
そうそう。

最近で、一番怖かった恐怖があった。



――僕と弟は同じ部屋だった。

二段ベッドを共用していた。


弟が上の段がいいと、ダダをこねるので、僕は仕方なしに下の段で寝ることを承諾した。


別に下の段になったからと言って、寝れない訳ではなかった。



そんなある日の晩のことだった。
< 8 / 56 >

この作品をシェア

pagetop