ジャスミン
『大くんもそう思う?…何か茉莉が心配になってきた。あの調子だと二人は話し合いとかしてなさそうだもん。』

溜息をつきながら、だいぶ前にきたティーカップに口をつけるが既に温くなったミルクティーに美香は渋い顔をする。

『まぁ、周りが色々騒がしくても結局当人同士がしっかりしてれば問題ないだろうしね。…と言ってもあの二人じゃ、素直に会って話せって言っても難しそうだから少し力を貸しますかっ?』

大樹は渋い顔の美香にウインクをしながら何やら思案中のようだ。

『もう〜!それでこそ、大くん♡どうする?どうする??』

美香の顔はパァッと明るくなり、今にも大樹に抱きつきそうな勢いで目を輝かせる。

『その前に…「チュッ」』

身を乗り出した美香に大樹は顔を近付け触れるくらいのキスをする。

『ちょっ、ちょっと〜!?』

美香はあまりの不意打ちに流石に顔を真っ赤にして両手で口を押さえる。

『だって、可愛かったんだもん!それに今は俺たちのデート中でもあるんだからねっ?』

子どものような口ぶりでこの台詞が許されるのは、やはりイケメンだからなのか?と再び真っ赤になりながらも思う美香だったーー。
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