ジャスミン
大樹たちに半ば押しつけられた茉莉を抱えたまま、部屋に入ると、颯太郎はそのまま寝室に向かう。

起こさないように、そっとダブルサイズのベッドへと茉莉を降ろす。

『はぁー、疲れた。』

気持ち良さそうに寝ている茉莉を見下ろし、自分の中の何かが崩れていくような感じを振り払うように、颯太郎は自分の頭をグシャグシャっとかき、バスルームへと向かったー。


酒で冷静な判断ができなくなった自分を冷水シャワーで戒める。

落ち着きを取り戻し、浴室から出た颯太郎は、上半身裸のまま頭からタオルをかけ、冷蔵庫から出したミネラルウォーターを一気に飲み干す。

『あぁ~…。』

寝室の方から声が聞こえてくる…。
茉莉が起きたのかと思いドアを開けると


『!?ちょっ…おまえ…!』

『あつ~いぃ!』と言いながら着ていたジャケットとワンピースを次々と脱いでいく茉莉…。

止める間もなく茉莉はキャミソールに下着姿になって満足そうに颯太郎に微笑みかける。

『はいっ!』とたった今、脱いだばかりの服を颯太郎に渡す。

月明かりに照らされた茉莉の妖艶な笑みに颯太郎は息を飲む。
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