病弱プリンセスの1年間


でも私はその時気づかなかった

彼のひとことを

私が立った瞬間に佑真は言った

【俺だけのお姫様になってくんねーかな】

空耳に聞こえたんだ


でも口はそう動いてた


私はなぜか今の思いを伝えたくなった


佑真大好きだよ、と伝えに
今夜貴方があの場所に座ってると信じて


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