黄昏に香る音色 2
教師になって、3年が経った。

早いもので…。

最初は、母校を志望したけど…空きはなく…たまたま偶然…

季節外れに、体調不良の為、退職した社会科の先生の変わりに…

この学校に、着任することができた。


最寄りの駅で、降りたゆうは、驚いた。

(ここは…)

立ち止まり、見上げた坂道。

そして、その一年半後…。

初めて、担任のクラスをもつことになった。

そのクラスで、再び出会った。

懐かしき面影に…。

初恋の女性に似た少女…。

その少女は、彼女の娘だった。
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