黄昏に香る音色 2
「さあ…行きましょうか」

ステージの袖にいる女の言葉に、

ジュリアは笑顔で、頷いた。

「はい…ティアお姉様」

ジュリアは、ステージに上がる。

その様子を、

ティア・アートウッドは、優しく見送っていた。


今…

新たな歌姫の伝説が、はじまる。

きらびやかな光を切り裂いて、歓声を浴びながら。



パーフェクト・ヴァイス編…開幕。
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