黄昏に香る音色 2
「ジュリア…どうしたの…?」

予定より早く…いきなり、部屋に入ってきたジュリアに、ティアは驚いた。

「計画は…」

「お姉様!」

今までにない強い口調と、迫力のジュリアに、

ティアは思わず、気を落とされる。

「はい」

「今日は…帰りましょう」

ジュリアはそう言うと、

ティアの手を取り、強引に部屋を出た。
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