黄昏に香る音色 2
ティアの腕の中で、

ジュリアは、永遠の眠りについた。


パーフェクト・ボイス。

小さな施設の部屋から、

歌姫は、飛び立ち、

ついに、

永遠の空へ旅立っていった。


「ジュリア!」

ティアは、ジュリアを抱きしめながら、いつまでも泣き続けた。


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