天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
しかし、

翼竜の口から、火の玉が放たれることはなかった。

雨雲から、雷鳴が轟き、

雷が落ちた。


雷は、翼竜の首筋に直撃した。

いや、雷ではなかった。

剣を持ったアルテミアだった。


翼竜の首筋を貫くと、そのまま地上へと降り立つ。

衝撃で、地面がクレーターのようにくぼみ、

その穴の中央に、アルテミアが立っていた。

(ポイント、残高0)

アルテミアの体が、光に包まれ、

僕の姿に戻った。

そのまま…倒れるように、僕は気を失った。
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