天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「どこへ行く!」
結界士達を振り切って、サーシャは結界をくぐり抜けると、魔物達の領域へと足を踏み出した。
都市の東側…結界の一番端近く。
無言で歩くサーシャの背中に、結界内から、結界士や守備隊員が叫ぶ。
「今は、全員待機命令が、出されているはずだ」
そんな命令…サーシャには、関係なかった。
サーシャは、ある意味…死人なのだ。
「聞いてるのか!」
振り返りもせず、ただ歩いていくサーシャ。
「命令違反は、銃殺だ」
守備隊員が、銃を構えた。
銃口をサーシャの背中に向ける。
すると、サーシャはいきなり足を止めた。
「そうだ!こっちを向け」
凄まじき落雷が、サーシャの足元に落ちた。
サーシャは、軽く後方にジャンプした。
今まで、雲一つなく、晴れていた空に、巨大な黒雲が浮かんでいた。
「な、何だ?」
守備隊員はビクッとし、銃口を外し、尻餅をついた。
結界士達が一斉に空を見上げると、雲が地上に落ちて来た。
サーシャは右手を一振りすると、ドラゴンキラーを装着した。
雲は、質量を持つ羽に変わり、上空から一瞬にして、サーシャの目の前に着地すると、
圧縮され…人型へと形作った。
「驚いたぞ!そなたの気を、感じた時は」
「サラ!」
サーシャは、ドラゴンキラーの切っ先をサラに向けて、構えた。
結界士達を振り切って、サーシャは結界をくぐり抜けると、魔物達の領域へと足を踏み出した。
都市の東側…結界の一番端近く。
無言で歩くサーシャの背中に、結界内から、結界士や守備隊員が叫ぶ。
「今は、全員待機命令が、出されているはずだ」
そんな命令…サーシャには、関係なかった。
サーシャは、ある意味…死人なのだ。
「聞いてるのか!」
振り返りもせず、ただ歩いていくサーシャ。
「命令違反は、銃殺だ」
守備隊員が、銃を構えた。
銃口をサーシャの背中に向ける。
すると、サーシャはいきなり足を止めた。
「そうだ!こっちを向け」
凄まじき落雷が、サーシャの足元に落ちた。
サーシャは、軽く後方にジャンプした。
今まで、雲一つなく、晴れていた空に、巨大な黒雲が浮かんでいた。
「な、何だ?」
守備隊員はビクッとし、銃口を外し、尻餅をついた。
結界士達が一斉に空を見上げると、雲が地上に落ちて来た。
サーシャは右手を一振りすると、ドラゴンキラーを装着した。
雲は、質量を持つ羽に変わり、上空から一瞬にして、サーシャの目の前に着地すると、
圧縮され…人型へと形作った。
「驚いたぞ!そなたの気を、感じた時は」
「サラ!」
サーシャは、ドラゴンキラーの切っ先をサラに向けて、構えた。