天空のエトランゼ{Spear Of Thunder}
「かかと落とし!」
思わず、その技の体勢に、僕は感動したが、そんな場合ではない。
「アルテミア!後ろに、避けろ!」
「チッ」
舌打ちしたアルテミアが、後方にジャンプするのと、ジュリアンの足が振り落とされるのは、同時だった。
直撃はしなかったが、アルテミアの肩口から、血が吹き出した。
止血をしている暇もない。
前転をしながら、ジュリアンは近づいてくる。
後方に飛びながら、アルテミアは叫んだ。
「アルティメット・モード!」
ストロング・モードから、アルティメット・モードへ。
純白の鎧が、アルテミアを包み、黄金に輝き出す。
赤き瞳と鋭い牙。
溢れ出す魔力が、すべてを圧倒する。
「これなら、どうだ!」
フラッシュ・モードより速く、ストロング・モードよりパワーは数段増している。
前転から、起き上がったばかりのジュリアンを掴むと、渾身のパンチをジュリアンのレバーに、叩き込んだ。
しかし、
拳から放たれた電流と衝撃は、ジュリアンの体にヒットしたが…
にやりと笑ったジュリアンは、自分を掴んでいるアルテミアの左手を掴んだ。
その瞬間、電撃と衝撃は、ジュリアンの右手を伝い、アルテミアに戻っていく。
「はっ」
気合いをいれたジュリアンの気もプラスされ…さらに、増大して。
「な」
アルテミアの体は、後方に吹き飛ばされた。
思わず、その技の体勢に、僕は感動したが、そんな場合ではない。
「アルテミア!後ろに、避けろ!」
「チッ」
舌打ちしたアルテミアが、後方にジャンプするのと、ジュリアンの足が振り落とされるのは、同時だった。
直撃はしなかったが、アルテミアの肩口から、血が吹き出した。
止血をしている暇もない。
前転をしながら、ジュリアンは近づいてくる。
後方に飛びながら、アルテミアは叫んだ。
「アルティメット・モード!」
ストロング・モードから、アルティメット・モードへ。
純白の鎧が、アルテミアを包み、黄金に輝き出す。
赤き瞳と鋭い牙。
溢れ出す魔力が、すべてを圧倒する。
「これなら、どうだ!」
フラッシュ・モードより速く、ストロング・モードよりパワーは数段増している。
前転から、起き上がったばかりのジュリアンを掴むと、渾身のパンチをジュリアンのレバーに、叩き込んだ。
しかし、
拳から放たれた電流と衝撃は、ジュリアンの体にヒットしたが…
にやりと笑ったジュリアンは、自分を掴んでいるアルテミアの左手を掴んだ。
その瞬間、電撃と衝撃は、ジュリアンの右手を伝い、アルテミアに戻っていく。
「はっ」
気合いをいれたジュリアンの気もプラスされ…さらに、増大して。
「な」
アルテミアの体は、後方に吹き飛ばされた。