私の友達。トモくんのお話し

意外と冷めたものです


「ねーねー
メーちゃん。」



「なに?」



「・・・何か、今日一日イライラしてない?」



「・・・・・・・やっぱ、わかる?」



「あったりまえだよ!
メーちゃんのことだし」



「・・・聞いてくれる?」



「いいよ~



今週の水曜日の朝のことです」

私とトモくんは同じクラスなので朝はこうしてよく話ているのです

この日もちょっとイライラすることがあったのでトモくんに聞いてもらうことにしました



「・・・隣のクラスのSさん(♀)がなんか私のこと毛嫌いしてるみたいでしさ・・・
昨日から足引っ掛けられたりとか、ロンファー隠されたりとかいろいろされてんだよ・・・」


私がため息まじりに言うとトモくんは急に笑顔のまま静止した


「・・・・・」


「お、おーい。
トモくん?どうかしたの?」


「ん?いや、なんでもないよ」


なんか笑顔だけど目が死んでるーーー・・・


「そうそう。
Sさんの話だったね
次あったらこんな感じに言ってやりなよ〈そんな程度のことしか出来なくて、そんなに有り余ってる頭も使えてないし、本当におめでたい脳内だねw
その脳の花を被災地に植えてきてあげなよ
きっとよるこばれるよ?〉って」


「・・・トモくんってさ」


「?」


「意外と冷めてるし毒舌だよね」


「今更じゃない?」「?!」


< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

現世に生きた恋物語~vinumの絆~
芽瑠李/著

総文字数/4,366

恋愛(純愛)11ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop