風は纏う



「え?だから今の結婚やめて、俺と



「だから!その結婚ってなに?私結婚なんてしないけど。」



この時の僕の顔はきっと相当なものだっただろう。


「結婚、しようか、恭ちゃん。ずっとずっと好きだったよ。」


そう言って笑った彼女の笑顔は、僕がよく見ていたあのいたずらっ子のような笑顔だった。






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