不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~
「よろしくね、愛ちゃんと真人君と和君。あ、私は涼君と同じ高校の片桐千恵です。こっちは水島凛」
「知ってるよ。ね~凛ちゃん」
愛が先輩に引っ付いた。
「僕達も陽菜ちゃんから耳にタコが出来るほど凛さんのことは聞かされてるんです。な~和」
「うん」
俺には記憶がないのに陽菜はそんなに話しているのか。
どんだけファンなんだよ。
「フフフ…凛あんた陽菜ちゃんに愛されてるわね」
「うん。陽菜、凛ちゃん大好きだもん」
「愛も大好きだもん」
2人して取り合いかよ。
「ハハハ…大変だ」
何故か片桐先輩が俺を見て笑ってるし。