不器用な初恋~俺は君のことが好きだ~



目が覚めたら…

あ~

6時間目も終ってる。

て、クラブに行かないと。

屋上を後に教室に戻ると

「藤倉君、何処に行ってたの」

「具合でも悪いの」

さっきの女子達がまた絡んできた。

一切無視して鞄を持ち教室を出る。

「藤倉」

廊下で

「先生」

「どうした?珍しい、お前がサボるなんて」

「すみません。昼飯済んで寝てしまっ て…気づいたら今でした」

「ハハハ…よく寝るな」

「……」

「これからは気を付けろよ」

「はい」

「じゃあな」

担任の南先生はまだ若く話しの分かるよき兄貴分的存在だ。

先生は俺の肩を叩いて職員室へ戻って行った。

俺も急いでクラブへ

今日もしごかれるんだろうな。


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