黒薔薇の殺意
そう言って、菅谷は腕時計で時間を確認する。

「そろそろだな…」

そう言うと事務所のドアが開いた。

現れたのは、1人の若い女性だった。

「安元 茉由さんですね。
お待ちしておりました。
どうぞ、おかけください。」

たまきは菅谷に小声で尋ねた。

「依頼人ですか?
すごいじゃないですか!
先生に依頼する変わりもの…じゃなくてチャレンジャーがいて。」

「たまき君、それは僕を褒めているのか、貶しているのかよくわからないが…」

「もちろん褒めていますよ!(汗)
それよりも、はやく依頼を聞きましょう。」

「そうだな。
では、安元さん、依頼内容をお聞かせください。」



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