Love Game



「うん?何でもないよ。ただ漣の顔が綺麗だなって」

「フッ 何だよ、それ」

「今何時頃かな?」

漣が手を伸ばして携帯を取り

「まだ6時10分」

携帯を戻し

「瑞希、今日仕事は?」

「今日はお休み」

「あ、じゃあもう一眠りする?」

「漣は?仕事」

「ん?」

ニンマリ笑い

「俺も珍しくオフ」

「あ、そうなんだ」

2人一緒にお休みなんて珍しい。

「瑞希」

「うん?」

「デートしようか?」

「えっ?デートって…もし誰かに」

「大丈夫だよ、ドライブだから」

ドライブか。

なら車だし…

「ね、行こうよ」

「そうだね」

起きようとしたら、腕を引っ張られて

「キ、キャッ」

ドン!

漣の上に。

「れ、漣、何を」

「まだ早いから」

「えっ?…ゥン」

唇が合わさった。

初めは触れるだけの唇が…

漣の舌が私の唇をなぞって…

潜り込み舌を絡めとる。


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