Love Game



「塞ぎ込んでないで食べよ。ルームサービス取っておいたから」

確かにテーブルにはチキンバスケットやサラダがあった。

「ビールでいい?」

私をソファーに移動させ冷蔵庫からビールを取りに行き

「はい」

「ありがとう」

缶のプルトップを開け

「乾杯」

一口飲み

「はぁ~やっぱり美味いね」

「そうね」

チキンを摘まみながらテレビをつける。

「ねぇ、瑞希さん」

「何?」

「何でホテル?俺の家じゃ駄目なの?」

ビールをテーブルに置いて

「漣君、貴方、危機感なさすぎ」

「危機感?」

「い~い。貴女は今では超人気モデルなの。マスコミの絶好のネタなの。貴方のマンションだって見張られてるかも知れないわよ」

「……」

「何処で誰が見てるか分からないわよ」

「じゃあ瑞希さんの家」

「…あのね、サングラスしても帽子かぶってもその身長なんだから目立つの。女1人の家に貴方みたいな男が出入りしてたら目立だって仕方ないわよ」

そう、だからホテルで逢ってる。

私の名前『緒方瑞希』で予約した。

これなら漣が先でもキーを受け取ることが出来る。

『緒方瑞希』なら男女どっちの名前でも通るから。


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