君に捧げる恋歌



公園に着いてすぐ、駆け足だった私の足がピタリと止まった。


目の前には、遊技場とグランドの別れ目にあるスポットライトが照らされた小さいステージ。


そしてそこには目を瞑り、ギターの音に合わせて歌ってる男の人。


誰が聞いても皆夢中になるだろう、そして今私も。


男の人の声はとても綺麗で人を夢中にさせる。


私は彼を見つめながら近くにあった椅子へ腰を掛ける。



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