俺様上司とツンデレ部下
「そーですよ‼︎私の純潔返してください!どー責任とってくれるんですか⁉︎」
「あっ、いや、その…すまない…。」
「すまないじゃないですよ‼︎私の…私の…。」
気持ちのないキスで、ファーストキスを奪われたのが悔しくて涙がこぼれる。
「⁉︎ なっ、泣くな美空!」
「だって…気持ちのないキスなんて…私はしたくなかったのに…。」
「気持ちのないキスじゃない‼︎」
「へっ…?」
「あっ、いや、その…だから、気持ちはあるっていうか…なんていうか…。」
「部長?」
「〜っ!お前が好きだ!分かったかこの鈍鈍女!」
「なっ!」
何今の⁉︎
え?それが告白??
いや、てかなんで部長が…。
「返事は?」
「え?」
「だから、返事!」
「あっ、えっと…はい…。」
「え?」
あっ…つい、はいって言ってしまった…。
いや、だって告白なんて初めてで…ドキドキしたというか…。
けど、あの部長だし…彼氏にしたら、それはそれで怖いっていうか…。
「彼女は大事にするけど?」
突然、部長が言い出したのは、まるで心を読んだかのような言葉。