俺様上司とツンデレ部下

「…おい、美空、起きろ。」

これ以上いると、理性が持たないので、仕方なく起こす。

「…ん、部長…。」

が、俺の考えが甘かった。

眠そうに目をこする部下。

その表情は、あまりにも可愛くて、理性が吹っ飛んだ。

「これは、その気にさせた、お前が悪い。」

「へ?」

勝手に言い訳をして、奴の顔の後ろに手を伸ばす。

そのまま自分の方へ引きつけて、軽くキスをした。

これは、多分関係が変わってしまうと、予感する一瞬の幸せだった。

伸也side end
< 8 / 25 >

この作品をシェア

pagetop