エリート同期のプロポーズ!?
「……今夜会える?」


「あたし、今日仕事休んでて……」


「え。具合悪いの?」


主にあんたのせいでね!!なんて台詞は、到底口に出来やしない。


「もう大丈夫」


「いや。全然大丈夫じゃなさそうだけど」


そうなんです、大丈夫じゃないです、なので今夜会うなんて無理でーす、と思っていたら。


最寄り駅を言わされ、そこに夜7時……とてきぱき決められ、電話は切れてしまって。


強引。


だけど。なんか今、色々どうでもいいし。


電話から聞こえた声を、自分の願望とすり替えちゃうんだから、あたし完全に『オレオレ詐欺』にひっかかるタイプだわ、きっと。


そう言えば、高校生の頃も、かかってきた、いたずらエロ電話をその時好きだった先輩からだと勘違いして一人で勝手にその先輩を幻滅したりしてたっけ……。
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