エリート同期のプロポーズ!?
『ごめーん、今日は行けそうにないー!絢斗君にもよろしく伝えてね!……て言うか、まさかみっちゃんと、修羅場?大丈夫??』


急いで志帆にメッセージを送り、央に声を掛ける。


「えーーと……飲みにでも、行こっか?」


さっきから格段に口数の減った央は、何だか見ていて痛々しい。


「へ?今から?」


「こういう時って、やけ酒がつきものじゃないの?」


ふ、と央が力なく笑う。


「変な気ぃ、使うなっての。それに……」


それに?


「まだ、わかんねーだろー?」



……央は、本当にマドンナ沙耶香ちゃんが好きなんだね。


< 72 / 376 >

この作品をシェア

pagetop