遺手紙「貴女はもう忘れたかもしれないが」

アウグスブルク

○あなたはもう忘れたかもしれないが

あちこち小さな町を巡りましたね。アウグスブルグ、
あなたのおなかが痛くなって病院を探しました。

個人病院だったと思います。旅のかただからと無料で
診察、お薬ももらいました。不安だったでしょう。

○あなたはもう忘れたかもしれないが

ハーナウ。フランクフルトの近くの街です。陸橋の上でよく
売れました。黒人の女の人がジャラジャラをぱっと手に

とって身に付けて、びっくりするほどよく似合ってましたね。
ポラロイドカメラで写真を撮ってもらったこと憶えてますか?
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