就活魔女がやってきた
受付を済ませると、面接を行う部屋に通された。


すでに面接官が一人、窓際に座っている。


「はい、じゃあ掛けてください」


「ははははい、ししし失礼します!」


面接官は五十代くらいの、やけに髪がフサフサな……いや、もうむしろファッサファサの人だ。


「じゃあまずは自己紹介をお願いします」


「……ははははい、えっと……」


クセで思わずうつむいてしまう。


“もし緊張してうまく話せなくても、うつむかないで前を向いてくださいねぇ”


そ、そうだ、顔を上げなきゃ。


顔を上げると、不思議な光景がそこにあった。
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