君と願ったたった一つのもの
願い
神様。

神様にひとつだけ、お願いがあります。

私は今ままで、神様の存在を否定していました。

神様はいない。

神様は不公平だ。

そんなことばかり。

だけどそんなの違いました。

まだ、可能性があるのなら

私はその可能性にかけてみたい。

例えお兄ちゃんが佐野先輩だとしても

ずっと一緒にいたい。

それだけはきっと、何年経っても変わりません。

だからね、神様。

佐野先輩が私のお兄ちゃんだとしても

そのお兄ちゃんと、ずっと一緒にいたいです。

なにがあっても

ずっーと

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