白雪はお姫様?!
姫の目覚め
「おはよう!!」


うわぁ、、クドア兄さんに料理させちゃった、、


逃げた方がいいかも?


「おはよう白雪、着替えたんだね」


はぁ、今日も眩しい笑顔、、



「おはようクドア兄さん」


さて、、と


「ごめんねっ朝ごはん作れなくてっ今日は私朝はいらな


「白雪」


うっ、お願いやめてっっ


「朝ごはんは食べなさい」


もう、、観念するしかないのかな、、


ちらっとキッチンを見やると、、。やっぱり、変な異臭と真っ黒な物体がっ

一体何作ったんだろう、、トースターが一応隣に、、、ってあれ壊れてない?


「白雪?」


く〜っそんな子犬みたいな顔でみないでよっ


「は、はぁい」


神様仏様が呼んでるような、、

クドア兄さんはメガネのイケメンな会社員の見た目だけど、、母親みたいな性格なんだよねぇ


憎めない、、



あ、そうだ、


もぐもぐとトーストを食べる三つ子の一人、バッシュに話しかける

バッシュ、、あなた中学の登校時間はもうすぐなんじゃ、、


「グランとハピアは?」


さっきから全然姿が見えないけど、、まさか、、、、、


「兄さん達ならもう行ったよ?」

??!!


なんと、、一緒の高校に行ってるのにおいていくなんて!!


「いつから出てったの?」


追いついてやる!


「えっと、、、10分くらい前かな」


、、前言撤回。無理。


男子高校生と女子高生の体力の差がにくいわ


「そう、、、。バッシュ、」


多分バッシュは気づいてないなぁ、、



「何?姉さん」


やっぱり、、。となると反応は、。。


「ほっぺ、トーストのジャムついてるわよ?」



「//////////////////////////////////////////////////////////////////////」



ガタっっっ!!


動揺しすぎよ、我が弟、、。


バッシュはものすごく照れ屋だ、すぐに赤くなる。

だけど
三つ子の中ではダントツ可愛くてたまに女の子に間違えられるくらいなのだから、許せる。


本人は可愛くないと言い張るけど、、


「げほっごほっっ、、そ、それより姉さん。まだリーピアが起きてこないんだ 」


またか、、


ハァ……。毎日こうだと慣れるわよ


三つ子の一人、リーピアは常に眠たそうで常に寝ようとする

学校では眠りの王子様ともてはやされているらしい


内申点気にしないといけないんじゃ、、今年受験生なんだし、、


でも、甘やかしちゃうんです



「じゃぁ起こしてこようかな」



「その必要はないよ」



今行こうと思ってたのに、と、ちょっと思った

自分反抗期?


まぁ珍しくリーピアを起こしに行ってくれたスニージーに免じて表には出さないでおく


「あ、今私が行こうと思ってたのにって思っただろ」


バレたか。なかなか鋭い

でも

「そんな事ないよ」


言うわけ無いでしょ!って苦笑いもバレそう


あ、スニージーちょっといじけちゃった

こういう時は、、



「スニージーありがとう!やっぱり三つ子の中で頼りになるのはスニージーだね!」


おだてる!、、あれ、私今ちょっと悪い顔してるかも


「ま、まぁ僕もたまにはね。白雪姫?それより学校はど、、ぅ、、s、、は、、ハックション!!!!」



めちゃくちゃ王子様顔で言ってたのに、、


スニージーも三つ子の一人

イケメンだけど、いつも大事な所でくしゃみをする、、、

残念なイケメン

って、ん?学校?、、、っっ!!学校!!

もうあと5分しか家にいられない!!


「すっかり忘れてた!!じゃぁみんな行ってきます!」

玄関まで荷物と昨日作っておいた弁当をもってダッシュ!


「白雪、お昼ご飯はちゃんと食べるんだよ?」


「姉さんいってらっしゃい」


「白雪姫、君の帰りをま、、ま、ハックション!!!!」


なにか色々裾を引かれるけど、、、って本当に引かれる?

視線を落とすと、、


「白雪お姉ちゃん、、、、いってらっしゃい」

末っ子のドーピーがいた


口数はすくないが、とても愛らしい
小さいながら顔は整っている

これは将来大物になるぞぉ〜とオヤジくさく考える


「うん、行ってくるね。ドーピーも小学校いってらっしゃい」

あ、ちょっと嬉しそう

ドーピー、天使!!




そして今度こそ


「行ってきます!!」


今日も家族はイケメンです



、、、学校間に合うかなぁ?






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