放課後は、2人っきりの時間。
当たり前だ。
そう思いながら、亜沙美を見ていた。
すると亜沙美と目が合った瞬間
「美咲と莉緒、おはよー!」
私と莉緒ちゃんを見ながら大きな声で手を振りながら言ってきた。私も思わず軽く手を振った。
なんかさっきから視線を感じたと思ったら、先生が交互にこちらを見ていて
「永谷は反省していないようだな!罰として放課後、この教室の掃除をしてもらうから、残っておくように!いいな?」
亜沙美らしいけど自業自得だ。
「わかったから!」
とめんどくさそうに亜沙美はそう言って席についた。
朝読書が終わるチャイムが鳴って、HR(ホームルーム)が始まる。
< 3 / 20 >

この作品をシェア

pagetop