冷徹御曹司は政略妻の初めてを奪う




平然と語る愛しい人。

私の旦那さんも素敵だよ。

心の中で自慢してみた。

私達の結婚のきっかけがどうであれ、今は私が傷つくことのないよう、大切に慈しんでくれる。

周囲に気を遣いすぎ、そして自分の思いをストレートに口に出せない私には、紬さんのような強気な人に取り込まれるほうが幸せなのかもしれない。

というよりも、紬さんだからこそ、私を幸せにしてくれるのだ。

なんて。

入籍した自信と安心感からか、紬さんとのことを前向きに明るく考えられるようになった自分が、少々照れくさい。

「どうした? 耳、赤いぞ?」

「え? う、ううん、なんでもないの。そ、それよりも」

それにしても、私の写真は何枚くらいこのタブレットにあるんだろう。

相変わらずタブレットの中の私の写真を見ている紬さんに、更に寄り添った。








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