光のもとでⅡ
 一緒にお弁当を食べよう……? 一緒にお弁当が食べたい……?
 なんて言ったらいいのかな。
 ツカサがしてくれたように、私がツカサのクラスまで行って食べる――のはちょっと無理。でも、だからと言ってうちのクラスに来てもらうのは申し訳ないし……。
 中間地点の食堂で食べるのがいい気がするけど、問題はどう切り出すか、なのだ。
 それに、切り出せたところで了承してもらえるかは別問題だと思う。
 秋斗さんは嬉しいと言ってくれたけれど、ツカサがどう思うのかはわからない。
 顔が見たい、声が聞きたい、一緒にいたい――。
 そう思うのは私だけなのかな……。
 自分だけ、と考えたら胸がきゅっと締め付けられる気がした。
「切ないって……こういうことを言うの?」
 両思いになったつもりでいたけれど、実は私の片思いなんじゃないかと思ってしまう。
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